メタボについて
メタボの正式な名称はメタボリックシンドロームといいます。
生活習慣病の多くは、特に内臓脂肪の蓄積が大きな要因の一つであることが分かってきました。内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を『メタボリックシンドローム』と呼び、治療の対象として考えられるようになってきました。
メタボリックシンドロームに該当する人は、『肥満』『高血圧』『糖尿病』『脂質異常症』という4種類の『危険因子』のいずれか、もしくはすべてに当てはまる人を指します。
この4つの危険因子がゼロの人の心臓の冠動脈疾患発症リスクを1倍とすると、3〜4個の危険因子を持つ人は発症リスクが急上昇し、その発症リスクは約36倍にもなるという調査結果もあります。
ロコモについて
加齢により、関節や骨、筋肉などの運動器は衰えていきます。骨や関節、末梢神経、靭帯など、身体を支えて動かす運動器が衰えることは、移動する能力の低下につながり、介護が必要になる可能性が高くなっていきます。
このように、骨や関節、筋肉などの運動器の衰えが原因で、立つ・歩くといった移動機能が低下している状態を『ロコモティブシンドローム(運動器症候群)』、略してロコモとも呼ばれます。
近年ではメタボリックシンドロームと並ぶ国民病として、危惧されています。
高齢化社会の今こそ、適度な運動習慣がロコモティブシンドロームを予防します。