04:カフェインの摂取に関するアドバイス
①________性があり、脳神経に影響を及ぼすカフェインの過剰摂取は問題とされています。
カフェインには覚醒作用、②________作用などがあり、短期的に眠気覚ましや③________の回復に役立つものの、実際に疲労が回復するわけではありません。長期的あるいは過剰に摂取すると、④________や頭痛、めまい、吐き気、不安などがあらわれることがあります。カフェインの⑤________を刺激する作用により、⑥________の上昇や頻脈、動悸をきたすこともあります。
一方で、カフェインには①________性があり、脳神経の働きに影響を及ぼす危険性もあることから、過剰摂取は問題とされています。薬としての有効性があるという考えから、医薬品としても使用されているカフェインですが、1回服用あたりに500mg以上のカフェインを含むものは⑦________として指定されているほど問題のある成分です。
したがって、ファスティングの準備期、ファスティング中、復食期ともに摂取を控えるカフェインは、普段も極力摂らないほうが賢明であるといえるでしょう。
普段カフェインを多く摂っていた方がファスティングを行う際、カフェインを断った場合、カフェインを欲する症状がファスティング2日目頃に強くあらわれるようです。ファスティング中にカフェイン①________の症状にできる限り苦しまないようにするためにも、普段カフェインを摂る習慣のある方は、段階を追って徐々にカフェインの摂取量を減らしてからファスティングに臨むようにしたいものですね。
ちなみに、コーヒー1杯あたりのカフェイン量はドリップのしかたにもよりますが、1杯を150mlとした場合は60〜90mg程度です。
07:ファスティングによる筋肉減少への懸念に関するアドバイス
ファスティングにより筋肉が落ちたように感じるのは、①________および②________不足が原因です。
通常、筋肉を使うような運動すると、エネルギー源として②________が消費されます。
一方で、ファスティング中は③________がつくられ、エネルギー源として使われますが、その前に、生体は②________をはじめとする体内の全グリコーゲンをエネルギー源として使い切ります。したがって、筋肉を使うような運動は②________が消費される分、負担がかかります。
②________はエネルギー源の一種ですから、これがファスティングによって枯渇してしまうと、エネルギー源が不足してしまう分、筋肉が落ちていなくても筋力不足を感じるというわけです。
また、グリコーゲンは水が結合することでその構造を保っています。そのため、ファスティングによって②________の分解、消費が進めば進むほど、②________内の④________も減ってしまう分、筋肉のハリが減ってしまいます。これも、ファスティングにより筋肉が落ちたように感じる原因といえるでしょう。
なお、ファスティング中は②________が枯渇してしまうため、筋肉を使うような運動は負担になりやすいです。したがって、ファスティング中は運動(特に筋肉を激しく使うような運動)を⑤________にするようアドバイスすることが大切でしょう。
ちなみに、⑥________の際、エネルギー源を確保するために、筋肉の⑦________が分解される⑧________によって筋肉が減少するという懸念があります。ですが、ファスティング用ドリンクを用いたファスティングでは、ドリンク内に糖質が含まれている分、⑧________によるエネルギー源の確保をあまり必要とせず、それゆえに筋肉の⑦________が分解されづらいと考えられます。
10:ファスティングにより生理(月経)が止まってしまう方へのアドバイス
普段の①________が生理(月経)のバランスを崩すきっかけとなっている可能性があります。
②________などを服用されている方もファスティング後に生理(月経)周期が乱れることがありますが、普段の①________に問題のない方であれば、おそらく2〜3ヶ月で元に戻るようになるでしょう。
ファスティング中は③________に近い特別な時間であり、エネルギー源として④________を使ったり、不要な細胞が処理されたり、様々な面で普段と異なります。
それゆえに、⑤________のバランスも普段とは異なることでしょう。そのため、生理(月経)が止まってしまう方もいるようですが、⑤________のバランスの決め手となるのは普段の①________です。したがって、生理(月経)のバランスを崩さないためにも、⑥________や⑦________などの①________の改善を行うことが大切でしょう。
11:減量目的のファスティングで体重が落ちない方へのアドバイス
①________の機能低下や服用している薬が影響している可能性があります。
ファスティング中は②________が排出されやすいため、1日2リットルを目安に②________を取ることが推奨されるのですが、減量目的のファスティングで体重が落ちない方の場合、②________があまり排出されず、体内に留まったままになっているのではないかと推察されます。つまり、③________がよくないがゆえに、水太りの状態になってしまっているということです。
もしくは、①________の機能低下による②________の排泄障害も疑われます。ご心配であれば、血液検査や④________をされると良いでしょう。
また、⑤________の副作用のある薬を服用中の場合も、水太りの状態になる可能性があります。
③________の低下による水太りの場合、⑥________や運動などの⑦________の改善を行うことが大切でしょう。①________の機能が低下している場合は、植物性タンパク質の摂取が①________の保護に役立つという研究結果が国内外ともにあるため、③________の助けにもなる納豆などの積極的な摂取を推奨することも大切です。
12:ファスティングで体重を減らしたくない方へのアドバイス
ファスティングが生体に及ぼす影響上、体重の減少を避けることは難しいでしょう。
ファスティング中はエネルギー源として、まず①________が使われ、その分解の際に②________も排出されます。エネルギー源として③________も燃焼されます。長期間のファスティングでは、エネルギー源を確保するために、筋肉などから④________が分解される⑤________も起こる可能性があります。
このようにしてファスティングは生体に影響を及ぼすため、体重の減少を避けることは難しいでしょう。したがって、これ以上痩せたくないという方、⑥________の方は、基本的にファスティングを行うことは推奨されません。
一方で、アミノ酸サプリメントを摂取することにより、筋肉や体重を落としにくくできるという報告があります。ただし、次の点に注意が必要です。
●⑦________に負担の少ない粉末か液体のもの
●味付けがされていないもの
●⑧________がなるべく使われていないもの
このような条件のアミノ酸サプリメントであっても、ファスティング中に摂取するとしたら、できる限り⑨________にとどめることが大切です。なぜなら本来、ファスティングの基本は「食べない」ことにあり、食品扱いのアミノ酸サプリメントを摂取すると、それを処理する消化および⑩________の酵素反応が起きる分、ファスティングによって得られる⑪________の成果が低下してしまう可能性があるからです。
14:血液検査を行うタイミングに関するアドバイス
ファスティング後の血液検査は①________以上あけたほうが良いでしょう。
ファスティング(断食)は人為的に②________を誘発し、エネルギー源をブドウ糖から③________に変えることで生命を維持しようと特殊な変化をもたらします。そのため、生命は②________を乗り越えるために様々な変化を起こし、その影響は血液にも及びます。したがって、一般的な血液検査の指標はファスティング時には当てはまりません。
ファスティング中の血液検査の結果は、一般的に白血球数、総蛋白、コレステロール、中性脂肪、尿素窒素の値が低下する傾向にあります。一方で、ファスティング用ドリンクを使わないファスティングでは、④________の指標となるクレアチニンと尿酸の値は上昇する可能性があります。なぜなら、クレアチニンと尿酸はともに⑤________からのタンパク質分解によって生じるとされており、ファスティング用ドリンクを使わないファスティングでは⑥________により⑤________の分解が進む可能性が高いからです。
また、果糖(フルクトース)を含むファスティング用ドリンクを用いたファスティングの場合、果糖(フルクトース)が代謝される過程で⑦________が生成されるため、⑦________の値は上昇する可能性があります。ですので、⑦________値が高めの方や痛風の既往がある方は要注意です。
したがって、健康診断や人間ドックなどで行われる血液検査は、ファスティング直前であれば問題ありませんが、ファスティング後は①________以上あけたほうが良いでしょう。それは、ファスティング時に変化した生体内の特殊な状態から食事を摂取するという通常の状態へ戻り、ファスティング後に摂取された食事などの影響によって血液の状態が変化しはじめるため、一般的な血液検査の指標が当てはまるようになるのにある程度の時間が推測されるからです。
20:ファスティング中に起こる手足の痺れに関するアドバイス
①________の乱れ、または②________による痺れが考えられます。
手足の運動や感覚を司っているのは、筋肉および③________です。筋肉および③________を養っているのは、主にタンパク質、糖質、ビタミン、ミネラルであり、これらの栄養素が不足してしまうと、筋肉および③________が栄養不足に陥ってしまう分、手足の運動や感覚に異常をきたすことがあります。
ファスティング中は通常の食事を摂取しない分、ミネラルから成る①________が乱れる可能性があります。また、生体機能を保つ分の④________が維持できなくなると、②________状態を起こすリスクもあります。
③________の機能を維持するため必要なミネラルのひとつはナトリウムであるため、⑥________が手足の痺れの原因かもしれません。⑦________や梅干しなどを摂取することで予防および対処するようアドバイスしましょう。
一方で、②________による痺れが考えられる場合、一度に飲むファスティング用ドリンクの量を減らし、こまめに少量ずつ飲むようにすることによって、④________のコントロールを図った方が良いかもしれません。
21:ファスティング中だけでなく、ファスティング後にも手足の冷えを感じる方へのアドバイス
普段の①________が手足の冷えを感じるきっかけとなっている可能性があります。
体温の源は熱エネルギーであり、②________に乗って全身に運ばれます。ですので、手足の冷えを感じる原因として、③________を産生する④________の問題や血行不良が考えられます。
確かに、ファスティングにより⑤________の状態が改善されるということが、南カリフォルニア大学のヴァルター・ロンゴ教授率いる研究チームの論文に書かれています。ですが、ファスティングだけで②________の問題が改善されるとは限りません。
同様に、ファスティングだけで④________の問題が改善されるとも限りません。ファスティング中は通常の食事を摂取しない分、③________源となる栄養素の摂取も減ってしまうため、冷えを感じる事は珍しくないと思われます。しかしながら、ファスティング後も冷えを感じるのであれば、ファスティング後の①________に問題があると言わざるを得ないでしょう。
せっかくファスティングに取り組んだのですから、⑥________や運動、⑦________など①________の改善を行うことが大切です。普段、湯船に浸かる習慣がない方は、これを機に、湯船につかるようにすると良いでしょう。
23:甲状腺の機能低下により服薬治療中の方へのアドバイス
ファスティングできるかどうかは、原則として①________の判断が必要です。
甲状腺の機能が低下すると、②________が低下します。そうすると、心身ともに元気がなくなり、③________を消費しにくく、太りやすい傾向になります。
病的に甲状腺の機能が低下している場合、甲状腺ホルモンを補充する治療薬が医師から処方されることがあります。ホルモンは④________で体内を⑤________するものであるため、その薬が処方されると、定期的な血液検査を要します。それぐらいデリケートな状態にいる方がファスティングできるかどうかは、原則として①________の判断が必要です。なぜなら、ファスティング(断食)は人為的に⑥________を誘発し、通常とは異なる②________経路が活躍することで成り立つものだからです。
もし、①________の判断によりファスティングを行うことができる場合、②________が低下する甲状腺の機能低下は血糖異常や脂質異常を合併しやすいため、血糖の吸収を穏やかにし、脂質の吸収を妨げるとされる⑦________が豊富な野菜や茸、海藻類から全部食べ切る「⑧________」の工夫に取り組んでいただくというアドバイスができるでしょう。ただし、担当医から⑨________制限を受けている場合、海藻類の摂取については、その担当医に確認する必要があります。
なお、ファスティングを行うことができないと判断された甲状腺機能低下の方に対しても、「⑧________」の工夫に関するアドバイスは役立つでしょう。