01:降圧剤を処方されている方へのアドバイス
ファスティングによって血圧は①________する可能性があります。
ファスティングにより免疫細胞が再生されることで、心血管の状態が改善され、血圧の①________がもたらされるということが、南カリフォルニア大学のヴェルター・ロンゴ教授率いる研究チームの論文に書かれています。そのため、降圧剤を服用しながらファスティングを行う場合、②________に注意する必要があることを予め伝えておくことが大切です。
また、ファスティング時に降圧剤を服用するかどうかは、③________にもかかわるため、④________に相談のうえ、ファスティングをする人自身に決めていただく必要があります。したがって、降圧剤を服用する、しないにかかわらず、血圧測定器などを用いて血圧を測りながらファスティングを行うようにするというアドバイスもしてあげましょう。
02:血糖値が高めの方、糖尿病予備軍の方へのアドバイス
ファスティングの前に①________をはじめとする生活習慣の改善が優先です。
血糖値が高めの方、糖尿病予備軍の方は、血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌が少ない、あるいは②________といって、インスリンは分泌されているのに、それが体内で働きづらくなってしまっていることにより、③________状態に陥りつつあることが想定されます。
その一方で、下がりすぎてしまった血糖値を上げる仕組みにも異常をきたしはじめます。そうなると、生命活動の状況にあわせて適切に血糖値を上げたり下げたりするという、④________がうまくいかなくなり、③________だけでなく、⑤________のリスクも生じます。
したがって、糖質を含むファスティング用ドリンクを用いたファスティングは、③________のリスクがあること、普段の食生活時と比べて摂取エネルギー量が減少することによる⑤________のリスクがあることの両方に注意する必要があります。
つまり、血糖値が高めの方、糖尿病予備軍の方がファスティングを行うのはリスクがあるため、ファスティングの前に①________をはじめとする生活習慣の改善を行い、④________がうまくできるような状態へと回復させるアドバイスを行うことが優先でしょう。その一例として、血糖の吸収を穏やかにするとされる食物繊維が豊富な野菜や茸、海藻類から全部食べきる「⑥________」の工夫に取り組んでいただくというアドバイスが挙げられます。
生活習慣の改善に取り組んだうえで、ファスティングを行うのであれば、ファスティング用ドリンクの1日の総摂取量は変えず、1日8回から10回といったように、できる限り⑦________にして摂取していただくようアドバイスしましょう。これは、血糖コントロールがしづらいと想定される血糖値が高めの方、糖尿病予備軍の方が③________および⑤________を起こさないようにするために大切なことです。
また、血糖値に対する影響から、長期のファスティングは推奨されません。1日試してから2日以上といったように、段階的に行うことが安全でしょう。不安や⑧________といったような、⑤________が疑われるような症状が起きたら、決して無理はせず、ファスティングをすぐに⑨________すべきであることも予め伝えましょう。
※以上のアドバイスは、あくまでも血糖値が高めの方、糖尿病予備軍の方についての対処例です。糖尿病の方に対し、糖尿病の改善目的でカウンセリングを行うことは法律上、「⑩________」に準ずる有資格者でなければ行うことができません。
03:アレルギー疾患の方へのアドバイス
普段の①________がアレルギーを助長している可能性があります。
アトピー性皮膚炎や気管支喘息、花粉症など、アレルギー疾患の有無と普段の①________は関連しているようです。現に、「朝食をパンから米飯へ変える」、「油料理を減らす」とスギ花粉症が改善したという日本アレルギー学会の研究報告、ならびにアレルギー既往者の②________の摂取量が有意に低値であったという藤女子大学の研究報告があります。
また、③________、加工肉、トランス脂肪酸を含むマーガリン、オメガ6系脂肪酸を含む油、小麦、④________、⑤________飲料、⑤________水はアレルギーを助長しうると考えられているため、できる限り摂取を控えるようにしましょう。
一方で、⑥________系脂肪酸を含む⑦________、エゴマ油、⑧________はアレルギー緩和に役立つとされていますので、積極的に取るようにすると良いでしょう。
なお、日本の免疫学者・安保徹教授の研究によると、自律神経のバランスの乱れがアレルギー発症に関与しているようです。したがって、コーヒーなどに含まれるカフェイン、ビールや⑤________水などに含まれる⑤________(二酸化炭素)の過剰摂取は自律神経のバランスを乱し、アレルギーを助長してしまう可能性があるため、注意が必要です。したがって、④________やミルク(乳製品)入りのコーヒーや⑤________飲料は特に注意が必要であるといえるでしょう。
アドバイスのひとつとして、⑨________に働きかけることで、自律神経のバランスを整え、アレルギーの緩和に役立つとされる納豆や味噌など、⑩________の積極的な摂取を推奨することも大切です。
04:カフェインの摂取に関するアドバイス
①________性があり、脳神経に影響を及ぼすカフェインの過剰摂取は問題とされています。
カフェインには覚醒作用、②________作用などがあり、短期的に眠気覚ましや③________の回復に役立つものの、実際に疲労が回復するわけではありません。長期的あるいは過剰に摂取すると、④________や頭痛、めまい、吐き気、不安などがあらわれることがあります。カフェインの⑤________を刺激する作用により、⑥________の上昇や頻脈、動悸をきたすこともあります。
一方で、カフェインには①________性があり、脳神経の働きに影響を及ぼす危険性もあることから、過剰摂取は問題とされています。薬としての有効性があるという考えから、医薬品としても使用されているカフェインですが、1回服用あたりに500mg以上のカフェインを含むものは⑦________として指定されているほど問題のある成分です。
したがって、ファスティングの準備期、ファスティング中、復食期ともに摂取を控えるカフェインは、普段も極力摂らないほうが賢明であるといえるでしょう。
普段カフェインを多く摂っていた方がファスティングを行う際、カフェインを断った場合、カフェインを欲する症状がファスティング2日目頃に強くあらわれるようです。ファスティング中にカフェイン①________の症状にできる限り苦しまないようにするためにも、普段カフェインを摂る習慣のある方は、段階を追って徐々にカフェインの摂取量を減らしてからファスティングに臨むようにしたいものですね。
ちなみに、コーヒー1杯あたりのカフェイン量はドリップのしかたにもよりますが、1杯を150mlとした場合は60〜90mg程度です。
05:生理(月経)周期からみたファスティングの施行時期に関するアドバイス
生理(月経)が始まるタイミングでファスティング準備期に入ると良いでしょう。
①________のバランスをできる限り崩さずにファスティングを楽しんで行えるようにすることが生理(月経)のある女性にとって大切なポイントでしょう。
そのためには、生理(月経)の出血が始まったらファスティングの準備期に入り、生理(月経)の出血が終わった②________からファスティング(断食期)をスタートするようにします。この時期にファスティングを行うことで、心身にできる限り負担をかけず、断食期を快適に過ごせる可能性が高まります。
初めてスティングを行う方は、生理(月経)開始日から準備期で食を整え、生理(月経)が終了した翌日から断食期に入り、次の排卵日前後に③________が終わるようにスケジュールを立てると良いでしょう。
逆に、ファスティングを避けたほうがよいのは、④________から生理(月経)が始まるまでの時期です。なぜなら、「⑤________(月経前症候群)」 が生じる可能性のある時期だからです。この時期に増えるとされるホルモンの影響で、食欲増加、むくみ、気分の浮き沈みが激しくなるといった、ファスティングには適さない状態になる方がいらっしゃいます。
⑥________ということに加え、イライラする、お腹が痛くなるといった症状があらわれることもあるため、この時期のファスティングは避けるようにしたいものです。
06:ファスティング中に生じる風邪のような症状に関するアドバイス
ファスティング中は①________を司る白血球の数が減る可能性があります。
ファスティングは①________(病気から身を守る力)を司る白血球の数を減らし、その結果として①________系はガンやウィルスなどに対抗するリンパ球の産生を加速させるといったような研究結果を、南カリフォルニア大学のヴァルター・ロンゴ教授率いる研究チームが発表しています。
一方で、ファスティングを3日間行えば古い①________細胞が一掃され、新たな細胞が産生されはじめるという研究結果も発表しています。
これらの研究結果から、ファスティング後はガンやウィルスなどに対抗する①________系が強化される可能性はあるものの、ファスティング中は①________を司る白血球、つまり①________細胞が一時的に減ってしまう可能性があるため、風邪を引くリスクは否めません。
また、ファスティング中は寿命が来て不要となった細胞を壊す②________など、健全な③________が活性化されるともいわれています。したがって、ファスティング中に風邪を引いた時のようなノドの痛みを感じたり、過去に手術した箇所が痛くなったり、熱を持ったりするというのは、古い細胞一掃し、新たな細胞を産生するために起こっている反応である可能性があります。
いずれにしても、①________や細胞の生まれ変わりを助けるためには、④________が大切ですので、ファスティング中だけでなく、普段からできる限り日付が変わる前までに床に就き、十分な④________時間を確保するようにしましょう。
07:ファスティングによる筋肉減少への懸念に関するアドバイス
ファスティングにより筋肉が落ちたように感じるのは、①________および②________不足が原因です。
通常、筋肉を使うような運動すると、エネルギー源として②________が消費されます。
一方で、ファスティング中は③________がつくられ、エネルギー源として使われますが、その前に、生体は②________をはじめとする体内の全グリコーゲンをエネルギー源として使い切ります。したがって、筋肉を使うような運動は②________が消費される分、負担がかかります。
②________はエネルギー源の一種ですから、これがファスティングによって枯渇してしまうと、エネルギー源が不足してしまう分、筋肉が落ちていなくても筋力不足を感じるというわけです。
また、グリコーゲンは水が結合することでその構造を保っています。そのため、ファスティングによって②________の分解、消費が進めば進むほど、②________内の④________も減ってしまう分、筋肉のハリが減ってしまいます。これも、ファスティングにより筋肉が落ちたように感じる原因といえるでしょう。
なお、ファスティング中は②________が枯渇してしまうため、筋肉を使うような運動は負担になりやすいです。したがって、ファスティング中は運動(特に筋肉を激しく使うような運動)を⑤________にするようアドバイスすることが大切でしょう。
ちなみに、⑥________の際、エネルギー源を確保するために、筋肉の⑦________が分解される⑧________によって筋肉が減少するという懸念があります。ですが、ファスティング用ドリンクを用いたファスティングでは、ドリンク内に糖質が含まれている分、⑧________によるエネルギー源の確保をあまり必要とせず、それゆえに筋肉の⑦________が分解されづらいと考えられます。
08:ファスティング中に感じる下半身の痛みに関するアドバイス
①________より下の筋肉から②________の分解が行われることが多いからでしょう。
エネルギー源として分解、消費される②________が多く存在しているのは、①________より下の筋肉であるといわれています。そのため、下半身に痛みや重だるさが生じやすいようです。
したがって、ファスティング中は②________を消費するような運動(特に筋肉を激しく使うような運動)を③________にするようアドバイスすることが大切でしょう。
09:ファスティング中の施術に関するアドバイス
ファスティング中は施術がいつものように作用しない可能性があります。
ファスティング初期(1日目から2日目にかけて)はエネルギー摂取量を制限している分、体内が通常モードから①________へと変化しすぎる可能性があります。そのため、体外からのアプローチである施術がいつものように作用しないことがあります。
施術の方法によっては筋肉に触れ、筋肉を動かすことがあるため、筋肉を使う運動と同様の作用をきたし、負担となる場合が否めません。したがって、ファスティング中に施術を受けるかどうかはファスティングマイスターの資格を有している施術家に相談のうえ、体調をみて判断されたほうが良いでしょう。
10:ファスティングにより生理(月経)が止まってしまう方へのアドバイス
普段の①________が生理(月経)のバランスを崩すきっかけとなっている可能性があります。
②________などを服用されている方もファスティング後に生理(月経)周期が乱れることがありますが、普段の①________に問題のない方であれば、おそらく2〜3ヶ月で元に戻るようになるでしょう。
ファスティング中は③________に近い特別な時間であり、エネルギー源として④________を使ったり、不要な細胞が処理されたり、様々な面で普段と異なります。
それゆえに、⑤________のバランスも普段とは異なることでしょう。そのため、生理(月経)が止まってしまう方もいるようですが、⑤________のバランスの決め手となるのは普段の①________です。したがって、生理(月経)のバランスを崩さないためにも、⑥________や⑦________などの①________の改善を行うことが大切でしょう。
11:減量目的のファスティングで体重が落ちない方へのアドバイス
①________の機能低下や服用している薬が影響している可能性があります。
ファスティング中は②________が排出されやすいため、1日2リットルを目安に②________を取ることが推奨されるのですが、減量目的のファスティングで体重が落ちない方の場合、②________があまり排出されず、体内に留まったままになっているのではないかと推察されます。つまり、③________がよくないがゆえに、水太りの状態になってしまっているということです。
もしくは、①________の機能低下による②________の排泄障害も疑われます。ご心配であれば、血液検査や④________をされると良いでしょう。
また、⑤________の副作用のある薬を服用中の場合も、水太りの状態になる可能性があります。
③________の低下による水太りの場合、⑥________や運動などの⑦________の改善を行うことが大切でしょう。①________の機能が低下している場合は、植物性タンパク質の摂取が①________の保護に役立つという研究結果が国内外ともにあるため、③________の助けにもなる納豆などの積極的な摂取を推奨することも大切です。
12:ファスティングで体重を減らしたくない方へのアドバイス
ファスティングが生体に及ぼす影響上、体重の減少を避けることは難しいでしょう。
ファスティング中はエネルギー源として、まず①________が使われ、その分解の際に②________も排出されます。エネルギー源として③________も燃焼されます。長期間のファスティングでは、エネルギー源を確保するために、筋肉などから④________が分解される⑤________も起こる可能性があります。
このようにしてファスティングは生体に影響を及ぼすため、体重の減少を避けることは難しいでしょう。したがって、これ以上痩せたくないという方、⑥________の方は、基本的にファスティングを行うことは推奨されません。
一方で、アミノ酸サプリメントを摂取することにより、筋肉や体重を落としにくくできるという報告があります。ただし、次の点に注意が必要です。
●⑦________に負担の少ない粉末か液体のもの
●味付けがされていないもの
●⑧________がなるべく使われていないもの
このような条件のアミノ酸サプリメントであっても、ファスティング中に摂取するとしたら、できる限り⑨________にとどめることが大切です。なぜなら本来、ファスティングの基本は「食べない」ことにあり、食品扱いのアミノ酸サプリメントを摂取すると、それを処理する消化および⑩________の酵素反応が起きる分、ファスティングによって得られる⑪________の成果が低下してしまう可能性があるからです。
13:ファスティング(断食)による健康被害への懸念に関するアドバイス
頭痛や吐き気、腹痛などの症状が起こる可能性はありますが、予防できます。
ファスティング中によく起こる症状として、頭痛が挙げられます。これは健康被害というよりは、①________によるものと推測されます。したがって、②________や梅干しなどを摂取することで予防および対処するようアドバイスしましょう。
一方で、体内で③________の性質を示す④________がファスティング中にはつくられるため、その影響による頭痛や吐き気、腹痛などの不定愁訴をきたす可能性があります。
血液はごくわずかでも③________に傾くと生命の危機に陥ります。したがって、③________の性質を示す④________による影響を防ぐために、アルカリの性質を示すカルシウムを含むファスティング用ドリンクを使うことにより中和することが大切です。
これが「ファスティング用ドリンクを使わないファスティングは有り得ない」という所以です。ファスティング用ドリンクを使わないファスティングは、骨や歯からアルカリの性質を示すカルシウムを溶かし出し、血液が③________にならないように中和する⑤________が起こるリスクが否めません。
14:血液検査を行うタイミングに関するアドバイス
ファスティング後の血液検査は①________以上あけたほうが良いでしょう。
ファスティング(断食)は人為的に②________を誘発し、エネルギー源をブドウ糖から③________に変えることで生命を維持しようと特殊な変化をもたらします。そのため、生命は②________を乗り越えるために様々な変化を起こし、その影響は血液にも及びます。したがって、一般的な血液検査の指標はファスティング時には当てはまりません。
ファスティング中の血液検査の結果は、一般的に白血球数、総蛋白、コレステロール、中性脂肪、尿素窒素の値が低下する傾向にあります。一方で、ファスティング用ドリンクを使わないファスティングでは、④________の指標となるクレアチニンと尿酸の値は上昇する可能性があります。なぜなら、クレアチニンと尿酸はともに⑤________からのタンパク質分解によって生じるとされており、ファスティング用ドリンクを使わないファスティングでは⑥________により⑤________の分解が進む可能性が高いからです。
また、果糖(フルクトース)を含むファスティング用ドリンクを用いたファスティングの場合、果糖(フルクトース)が代謝される過程で⑦________が生成されるため、⑦________の値は上昇する可能性があります。ですので、⑦________値が高めの方や痛風の既往がある方は要注意です。
したがって、健康診断や人間ドックなどで行われる血液検査は、ファスティング直前であれば問題ありませんが、ファスティング後は①________以上あけたほうが良いでしょう。それは、ファスティング時に変化した生体内の特殊な状態から食事を摂取するという通常の状態へ戻り、ファスティング後に摂取された食事などの影響によって血液の状態が変化しはじめるため、一般的な血液検査の指標が当てはまるようになるのにある程度の時間が推測されるからです。
15:ファスティング中につくられるケトン体に関するアドバイス
ファスティングを続ける限り、①________の産生は続きます。
ファスティング開始3〜4日目あたりから体内で①________がつくられます。
①________はエネルギー源が主に②________から③________に変わった時につくられる副産物であり、ファスティングを続ける限り、①________の産生は続きます。
16:水だけのファスティングが推奨されない理由に関するアドバイス
水だけのファスティングは①________のリスクがあります。
体内で②________の性質を示す③________がファスティング中にはつくられます。
血液はごくわすがでも②________に傾くと生命の危機に陥ります。したがって、②________の性質を示す③________による影響を防ぐために、アルカリ性質を示すカルシウムなどのミネラルを含むファスティング用ドリンクを使うことにより④________することが大切です。
これが「ファスティング用ドリンクを使わないファスティングは有り得ない」という所以です。水だけで行われるファスティングは、骨や歯からアルカリの性質を示すカルシウムを溶かし出し、血液が②________にならないように④________する①________が起こるリスクが否めません。
ちなみに、健康的な人は②________の性質を示す③________がつくられても、それを④________するためにカルシウムやナトリウムなどのミネラルが使われたり、呼吸から排出されたり(アセトン臭と呼ばれる③________独特の甘酸っぱい息の匂いがします)、⑤________から尿として排泄されたりします。ファスティング中、極端に排尿回数が増えたりする原因はこれでしょう。逆に言えば、ファスティング中に⑥________を十分に摂った方が良い理由は、③________の排出のためでもあるのです。
17:ファスティング時に体脂肪を測ると増えているという方へのアドバイス
ファスティング時に変化する①________がヘルスメーターの測定値に影響を与えることがあります。
体脂肪計付き体重計や体組成計などのヘルスメーターは、②________から筋肉の量や③________の量を確定しています。③________は電気を通しづらく、筋肉は発達しているほど電気を通します。
一方で、純粋な水は電気を通しません。ファスティングによって④________の分解、消費が進めば進むほど、④________内の⑤________も減ってしまうため、①________が減ります。
また、④________だけでなく、③________や⑥________なども変化しうるため、ファスティングは②________および、それが根拠となる体脂肪値に推測不能な影響を与えてしまう可能性があるというわけです。
ヘルスメーターはファスティングによる体内の変化を想定してつくられているわけではないでしょうから、体脂肪の測定はファスティング前後にされると良いでしょう。
なお、ファスティングによって枯渇した④________量が回復するのに数日はかかると思われますので、ファスティング後の体脂肪の測定は普通食に戻してから数日後が良さそうです。
18:ファスティング時の炭酸水の摂取に関するアドバイス
ファスティング中に①________水を摂取することは推奨されません。
①________水に含まれる①________は二酸化炭素であり、二酸化炭素は②________の際、息を吐くことによって排出される、いわば排ガスの一種です。
息を吐くという動作に限らず、体内の不要なものを排出させるために活躍しているのが③________という自律神経の一種なのですが、③________は④________の働きも活発にさせる作用があります。
つまり、ファスティング中に①________水を摂取すると、③________が刺激され、⑤________が出やすくなる可能性があります。①________(二酸化炭素)そのものが③________を刺激するため、⑥________が入っていない①________水でも問題になります。
一方で①________(二酸化炭素)の過剰摂取は、自律神経のバランスを乱してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
したがって、ファスティング中のみならず、普段から①________水や①________飲料の取りすぎに気をつけることが大切でしょう。
19:普段の食事で摂取するタンパク源に関するアドバイス
「肉よりも魚や大豆から摂る」というアドバイスを基本にしましょう。
人体への影響を考えると、動物性タンパク質にあたる肉や魚よりも、植物性タンパク質にあたる大豆でタンパク質を補うのが理想的ですが、大豆だけでタンパク質を補うのは量的に難しい場合があります。
したがって、「大豆を基本に魚も摂るように」といったアドバイスが現実的でしょう。魚の選択は①________などのリスクを考慮すると、②________程度の大きさまでがおすすめです。
もし、肉の摂取も考慮する場合、③________の食材を心がけ、鶏のムネ肉などの利用がおすすめできるでしょう。
20:ファスティング中に起こる手足の痺れに関するアドバイス
①________の乱れ、または②________による痺れが考えられます。
手足の運動や感覚を司っているのは、筋肉および③________です。筋肉および③________を養っているのは、主にタンパク質、糖質、ビタミン、ミネラルであり、これらの栄養素が不足してしまうと、筋肉および③________が栄養不足に陥ってしまう分、手足の運動や感覚に異常をきたすことがあります。
ファスティング中は通常の食事を摂取しない分、ミネラルから成る①________が乱れる可能性があります。また、生体機能を保つ分の④________が維持できなくなると、②________状態を起こすリスクもあります。
③________の機能を維持するため必要なミネラルのひとつはナトリウムであるため、⑤________が手足の痺れの原因かもしれません。⑥________や梅干しなどを摂取することで予防および対処するようアドバイスしましょう。
一方で、②________による痺れが考えられる場合、一度に飲むファスティング用ドリンクの量を減らし、こまめに少量ずつ飲むようにすることによって、④________のコントロールを図った方が良いかもしれません。
21:ファスティング中だけでなく、ファスティング後にも手足の冷えを感じる方へのアドバイス
普段の①________が手足の冷えを感じるきっかけとなっている可能性があります。
体温の源は熱エネルギーであり、②________に乗って全身に運ばれます。ですので、手足の冷えを感じる原因として、③________を産生する④________の問題や血行不良が考えられます。
確かに、ファスティングにより⑤________の状態が改善されるということが、南カリフォルニア大学のヴァルター・ロンゴ教授率いる研究チームの論文に書かれています。ですが、ファスティングだけで②________の問題が改善されるとは限りません。
同様に、ファスティングだけで④________の問題が改善されるとも限りません。ファスティング中は通常の食事を摂取しない分、③________源となる栄養素の摂取も減ってしまうため、冷えを感じる事は珍しくないと思われます。しかしながら、ファスティング後も冷えを感じるのであれば、ファスティング後の①________に問題があると言わざるを得ないでしょう。
せっかくファスティングに取り組んだのですから、⑥________や運動、⑦________など①________の改善を行うことが大切です。普段、湯船に浸かる習慣がない方は、これを機に、湯船につかるようにすると良いでしょう。
22:妊娠および授乳中にファスティングをしたいという方へのアドバイス
妊娠および①________のファスティング施行は推奨されません。
妊娠中は、母体と②________のために十分な栄養を必要とする時期です。
一方で、ファスティング(断食)は人為的に③________を誘発するため、生体にとっては緊急事態になり得ます。
「④________」というものがあり、妊婦に危険が迫ると、②________よりも母体を優先的に守ろうとする働きが体内で起こります。ですので、人為的に③________を誘発するファスティング(断食)は、②________にとって命取りとなる可能性があります。
例えば、母体にとって有害なものが体内に入ると、⑤________を通じてその有害物質が②________にも移行してしまうリスクがあります。つまり、ファスティングによって期待される⑥________で生じた、排出の過程にある有害物質が②________に移行する可能性があるということです。
同様に、①________にファスティングを行うと、排出の過程にある有害物質が⑦________を通じて乳児に移行する可能性があります。
したがって、妊娠および①________のファスティング施行は推奨されません。
なお、栄養補助の目的で妊娠および①________にファスティング用ドリンクを摂取するというのは問題ないかもしれません。ただし、産婦人科の医師から栄養制限などを受けている場合は、担当医に確認する必要があるでしょう。
23:甲状腺の機能低下により服薬治療中の方へのアドバイス
ファスティングできるかどうかは、原則として①________の判断が必要です。
甲状腺の機能が低下すると、②________が低下します。そうすると、心身ともに元気がなくなり、③________を消費しにくく、太りやすい傾向になります。
病的に甲状腺の機能が低下している場合、甲状腺ホルモンを補充する治療薬が医師から処方されることがあります。ホルモンは④________で体内を⑤________するものであるため、その薬が処方されると、定期的な血液検査を要します。それぐらいデリケートな状態にいる方がファスティングできるかどうかは、原則として①________の判断が必要です。なぜなら、ファスティング(断食)は人為的に⑥________を誘発し、通常とは異なる②________経路が活躍することで成り立つものだからです。
もし、①________の判断によりファスティングを行うことができる場合、②________が低下する甲状腺の機能低下は血糖異常や脂質異常を合併しやすいため、血糖の吸収を穏やかにし、脂質の吸収を妨げるとされる⑦________が豊富な野菜や茸、海藻類から全部食べ切る「⑧________」の工夫に取り組んでいただくというアドバイスができるでしょう。ただし、担当医から⑨________制限を受けている場合、海藻類の摂取については、その担当医に確認する必要があります。
なお、ファスティングを行うことができないと判断された甲状腺機能低下の方に対しても、「⑧________」の工夫に関するアドバイスは役立つでしょう。
24:ファスティング後、硬い便に悩まされている方へのアドバイス
ファスティングによって減少する①________の影響が考えられます。便を構成している成分のひとつは①________です。一方で、ファスティングによって②________の分解、消費が進めば進むほど、②________内の①________も減ってしまいます。ファスティング後は、ファスティングによって枯渇した②________量を回復させるために①________を要するため、便を構成するための①________量が不足し、硬い便になってしまうことがあるのでしょう。したがって、ファスティング中だけでなく、ファスティング後も十分に①________を摂取することが大切です。また、①________を吸収して便を軟らかくするのに③________が役に立つため、③________が豊富な野菜や茸、海藻類を積極的に摂るようアドバイスすると良いでしょう。