脳血管疾患
脳血管疾患は、すでに述べました通り、がん・心疾患とともに三大死因の一つです。1951年から1980年までの約30年間、日本人の死因の第1位でした。ところが1970年を境に死亡者数は減少し、2018年は老衰にも抜かれて第4位になっています。
動脈硬化
2017年に厚生労働省が、『日本人のおよそ5人に1人は、動脈硬化による心臓や脳の病気で亡くなる』と報告しました。
では厚生労働省が言う動脈硬化による心臓や脳の病気とは何でしょうか? それは急性心筋梗塞・その他の虚血性心疾患・脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血を指すそうです(ちなみに2018年の動脈硬化による心臓や脳の病気で死亡した人の合計は17万5490人におよびます)。
ここまで心疾患や脳血管疾患などを見てきましたが、それらの危険因子には動脈硬化が関係しています。
高血圧
肥満・糖尿病・脂質異常症、そして高血圧の四つが併発することは、死の四重奏とも呼ばれています。
2017年の厚生労働省の報告によると、継続的な治療を受けていると推測される患者数は993万7000人で、男性が431万3000人、女性が564万3000人となっています。