糖質は5大栄養素の1つで炭水化物に含まれ、お米などの穀物に多く含まれる成分です。
炭水化物は、消化・吸収されてエネルギー源となる糖質と、体内で消化されない食物繊維に分けられます。糖質の多くは、体内で消化・吸収された後、ブドウ糖(グルコース)となり、血液を介して細胞内に運ばれてエネルギー源として利用されます。余分なブドウ糖(グルコース)は、肝臓や筋肉で貯蔵糖(グリコーゲン)、もしくは脂肪組織で中性脂肪として蓄えられます。
糖質の分類
①単糖類
グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースなど
私たちのエネルギー源となります。グルコースやフルクトースは果物や蜂蜜、ガラクトースは母乳や乳製品に含まれます。
②二糖類
ラクトース(乳糖)、スクロース(ショ糖)、マルトース(麦芽糖)
ラクトース(乳糖):母乳や乳製品に含まれる成分。グルコースとガラクトースが結合。
スクロース(ショ糖):砂糖の主成分。グルコースとフルクトースが結合。
マルトース(麦芽糖):水飴の主成分。グルコースが2つ結合。
③多糖類
グリコーゲン、でんぷんなど
単糖が3つ以上結合したものです。お米や小麦、とうもろこしなどに多く含まれます。