ミネラルファスティングを行う前のウォーミングアップの期間です。ジムで身体を鍛えたり、プールで泳いだり、ジョギングをする前には怪我やトラブルがないように、ストレッチやウォーミングアップを行います。
ミネラルファスティックにおいても同様に、突然ファスティング(断食)に入ると、身体が慣れていない状態でファスティングを行うことになり、さまざまな拒否反応が起こる可能性があります。それを避けるためにも準備期間が必要です。
準備期間の日数
普段の日常生活をしながらのミネラルファスティックであれば、準備期間として2~5日くらいをあてるといいと思います。
準備期間を取るのは、ファスティング期間に向けて体内環境を整えることが目的です。そのため、準備期間にはできるかぎり揚げ物や肉などの高脂肪・高タンパク質の食事を避けるようにします。ファスティング期間に入るときは、腸内の状態が大切です。
便秘がちな方に関しては、食物繊維の多い食事を日常生活で取り入れ、亜麻仁油を大さじ1杯程度、就寝前に摂取することをお薦めします。適度な運動の習慣なども有効です。
準備期間に避けた方がいい食べ物
アルコールやカフェイン、肉や卵などの高脂肪・高タンパク食品、トランス脂肪酸、精製食品(白砂糖、小麦粉など)、人工甘味料 など
準備期間に好ましい食材
玄米および「マゴハヤサシイワ」などの穀菜食をお薦めします。
「マゴハヤサシイワ」とは、健康の維持に理想的で生きていく上で必要なビタミンやミネラルを豊富に含み、バランスの良い食材を語呂合わせしたものです。ただし、「サ」に当たる魚類で大きい魚は、有害な重金属などの問題がありますのでサバより小さいものを、控えめに摂取する方がいいでしょう。
●マ=豆類、納豆、豆腐、味噌、大豆など
●ゴ=ゴマ、ナッツなどの種子類
●ハ=発酵食品
●ヤ=野菜類
●サ=魚(特に小型の青背魚類)
●シ=椎茸などのキノコ類
●イ=イモ類
●ワ=わかめ、昆布などの海藻類
※肝機能をサポートする野菜類を積極的に摂取
●ニンニクやニラ、ねぎ、たまねぎなどのネギ類
●キャベツやブロッコリー、カリフラワー、大根などのアブラナ科
●ニンジンなどの緑黄色野菜、リンゴ、柑橘類
●アスパラガス、セロリなど
※良質の水を1日2リットル以上を目標に飲む
※亜麻仁油を1日大さじ1杯
※植物性乳酸菌を多く含んだ発酵食品(漬け物や納豆など)