水断食の場合
もし水を飲むだけで消化機能を休止して数日過ごしたとしたら、身体中の細胞から有害物質が急激に血液中に排出されます。
その次から次へと運ばれてくる有害物質に、肝臓、腎臓などの解毒・排出器官は対応できず、排出されなかった有害物質は再び身体中を循環することになります。このように、空腹の苦痛に耐えたにもかかわらず、解毒ができないままで退職が終わるとしたら身体にとりましても意味がないものになります。
エネルギーを作る代謝には、ビタミン、マグネシウムをはじめとしたミネラルが不可欠です。それが完全に欠乏している水断食は、とてもリスクがあると言うことをご理解ください。
自家製の野菜ジュースなど
この方法は確かに、上記の水断食に比べれば実用的であり、欧米でも断食といえば「juice fasting」を指します。しかしながら、この自家製のジュースにもいくつか問題点があると言えます。
まず挙げられるのが、材料となる野菜や果物の「パワー不足」です。それは農薬や化学肥料の問題で、体内のリセットをするためのジュースに残留農薬が含まれているのでは本末転倒になってしまいます。昔と違い土壌そのものにミネラルが枯渇しているため、ビタミン、ミネラルをはじめとする栄養価も低く、昔のような栄養価が高い野菜や果物を入手するのも困難になっています。
もし、そのように栄養価の高い野菜や果物を苦労して入手したとしても、ジューサーで搾る必要があり、保存も持ち運びもできません。作ったジュースはすぐに飲まなければ、すぐに劣化してしまうからです。プロのアスリートなどが時間のあるオフシーズンを利用して行うならば可能かもしれませんが、オフシーズンなどない多くの現代人にとりましては、まことに手間がかかる方法ということができます。職場や仕事先でジューサーを持ち込んで作るということが可能な人は、いったいどれだけいるでしょうか。
山田式ミネラルファスティング
当協会特別顧問でもあります山田豊文先生が構築したミネラルファスティングは、ファスティング専用ドリンクを摂取しながらの断食で、上記の問題点を全てクリアした断食方法です。
①体内の代謝に必要なミネラルやビタミンを断食中にも摂取できる
→エネルギーを作る、解毒、抗酸化などにも、栄養素が必要になります
②契約栽培農家から仕入れたオーガニック栽培の野菜、ハーブ、果物を使用
③専用ドリンクの原液を水に薄めて飲用するだけ
④数十種類の乳酸菌や酵母で発酵熟成
⑤保存や持ち運びも可能