18:ファスティング時の炭酸水の摂取に関するアドバイス
ファスティング中に炭酸水を摂取することは推奨されません。
炭酸水に含まれる炭酸は二酸化炭素であり、二酸化炭素は呼吸の際、息を吐くことによって排出される、いわば排ガスの一種です。
息を吐くという動作に限らず、体内の不要なものを排出させるために活躍しているのが副交感神経という自律神経の一種なのですが、副交感神経は消化器官の働きも活発にさせる作用があります。
つまり、ファスティング中に炭酸水を摂取すると、副交感神経が刺激され、胃酸が出やすくなる可能性があります。炭酸(二酸化炭素)そのものが副交感神経を刺激するため、糖分が入っていない炭酸水でも問題になります。
一方で炭酸(二酸化炭素)の過剰摂取は、自律神経のバランスを乱してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
したがって、ファスティング中のみならず、普段から炭酸水や炭酸飲料の取りすぎに気をつけることが大切でしょう。
19:普段の食事で摂取するタンパク源に関するアドバイス
「肉よりも魚や大豆から摂る」というアドバイスを基本にしましょう。
人体への影響を考えると、動物性タンパク質にあたる肉や魚よりも、植物性タンパク質にあたる大豆でタンパク質を補うのが理想的ですが、大豆だけでタンパク質を補うのは量的に難しい場合があります。
したがって、「大豆を基本に魚も摂るように」といったアドバイスが現実的でしょう。魚の選択は海洋汚染などのリスクを考慮すると、サンマ程度の大きさまでがおすすめです。
もし、肉の摂取も考慮する場合、低脂肪高タンパク質の食材を心がけ、鶏のムネ肉などの利用がおすすめできるでしょう。