すでに紹介させていただいた、杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生により構築されたファスティング方法をミネラルミネラルファスティングといいます。協会が主催するファスティングマイスター検定で習得するファスティングは、すべて『ミネラルファスティング』を指します。
山田豊文先生が構築したミネラルファスティングとは、食の一切合切を断つのではなく、特に重要なミネラルなどの栄養素を摂取しながら、安全かつ健康的に断食するというプログラムです。ファスティングの際には専用のドリンクを摂取し、併せて1日約2ℓ程度の水もしくは、カフェインのないルイボスティーを飲みながら断食中は過ごしていきます。
その専用ドリンクについては詳細は後述いたしますが、無農薬栽培が中心の数十種類もの野菜や果物、野草を、複数の微生物によってじっくりと発酵させたものをベースに、必須ミネラルの中でも体内で最も多くの代謝に関わる【マグネシウム】、解毒に必要なミネラルである硫黄を体内に分配する【MSM:メチルスルフォニルメタン】、脂肪をエネルギーに変換する上で欠かすことができない栄養素である【L-カルニチン】、以上3つの柱となる成分がブレンドされているものを使用します。
ミネラルファスティングを経験された方や、減量が常の格闘家などからも『空腹感が少なく、快適に続けられた』等々、多くの喜びの声が寄せられてきた実績あるファスティング、それが当協会が推奨しているミネラルファスティングなのです。
なお当協会が推奨するミネラルファスティングの目的は、病気を治癒させることではありません。
ファスティングによって可能な内臓休憩、脂肪分解に伴う有害物質の排出、そして細胞内の不良タンパク質を分解していくオートファジー機能の活性化により、エネルギー発電所でもあるミトコンドリアを元気にして、病気を未然に防ぐ【予防】に貢献していくことを、最大の目的としています一度患ってしまった病気を治すことや、身体を元通りに戻すことはとても大きな負担が伴いますし、残念ながら完全に治すことができない病気も多く存在しています。したがって、病気ではない人こそファスティングをする意味があるということなのです。