脳血管疾患 脳血管疾患は、すでに述べました通り、がん・心疾患とともに三大死因の一つです。1951年から1980年までの約30年間、日本人の死因の第1位でした。ところが1970年を境に死亡者数は減少し、2018年は老衰にも抜かれて第4位になっています。 動脈硬化 2017年に厚生労働省が、『日本人のおよそ5人に1人は、動脈硬化による心臓や脳の病気で亡くなる』と報告しました。 では厚生労働省が言う動脈硬化による心臓や脳の病気とは何でしょうか? … [もっと読む...] about A18-脳血管疾患
ファスティングマイスターに必要な基礎知識Ⅰ
A17-生活習慣病について
がん WHOによると、2018年の世界中のがん死亡者は960万人と報告されています。日本人の死因の第1位は「がん」によるものです。2018年日本のがん死亡者は37万3584人で、その内訳は男性が21万8625人、女性が15万4959人と報告されました。下の表は、部位別のがん死亡者数になります。 男性女性順位部位死亡者数(人)部位死亡者数(人)1肺52401大腸235602胃28843肺219273大腸27098膵臓174524膵臓17938胃153495肝臓17032乳房14653 心疾患 2018年厚生労働省の報告では心疾患(高血圧性を除く)死亡者は、20万4837人で、悪性新生物(がん)に次いで、日本人の死因の第2位です。 … [もっと読む...] about A17-生活習慣病について
A16-有害ミネラルの体内蓄積
私たちが日頃摂取している食事には、有害な重金属などの身体に良くない物質が含有されていることも少なくありません。確かに運動などで、汗を流したりすることはとても大事ではあるのですが、一度身体の中に入るとなかなか排出されにくい有害物質もあるのです。このような有害ミネラルが少しずつ体内に蓄積していくことは、体内の恒常性(ホメオスタシス)を狂わせる原因にもなっていきます。 代表的な有害ミネラル 有害ミネラルは、必須ミネラルの働きを妨害し、時には視力低下、肝機能低下、めまい、頭痛など、さまざまな疾患を引き起こすこともあります。 有害ミネラル有害ミネラル有害ミネラル必須ミネラル汚染源汚染源過剰蓄積による疾病・症状主要な排泄栄養素鉛(Pb)喫煙・鉛管による水道水・鉛入り塗料(陶磁器など)貧血・腎臓障害・神経障害・脳発達遅延・がんマグネシウム・カルシウム・亜鉛・ … [もっと読む...] about A16-有害ミネラルの体内蓄積
A15-アレルギー体質、アトピーなどの増加
アトピーとは アトピーと言う名称の由来は、『奇妙な』を意味するギリシア語《stops:アトポス》です。1923年にアーサー・フェルナンデス・コカとロバート・アンダーソン・クックにより命名されたそうです。医学用語として登場したのは1933年で、アメリカの皮膚科医であるザルツバーガーが、アトピー性皮膚炎という病名を初めて使用しました。 この病気は、皮膚に強い痒みを引き起こします。かつては乳幼児に多い病気でしたが、最近は成人になってから、さらには高齢者になってから発症する人も増えてきました。 根本的な治療することは難しいとされる疾患で、治療薬としてステロイド軟膏などを処方して、痒みや炎症を抑制する対症療法が主流です。しかし、ステロイド剤はさまざまな副作用も報告されています。 アトピーなどアレルギー疾患の急増は、トランス脂肪酸をはじめとした、身体に悪い油 … [もっと読む...] about A15-アレルギー体質、アトピーなどの増加
A14-メタボとロコモ
メタボについて メタボの正式な名称はメタボリックシンドロームといいます。 生活習慣病の多くは、特に内臓脂肪の蓄積が大きな要因の一つであることが分かってきました。内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を『メタボリックシンドローム』と呼び、治療の対象として考えられるようになってきました。 メタボリックシンドロームに該当する人は、『肥満』『高血圧』『糖尿病』『脂質異常症』という4種類の『危険因子』のいずれか、もしくはすべてに当てはまる人を指します。 この4つの危険因子がゼロの人の心臓の冠動脈疾患発症リスクを1倍とすると、3〜4個の危険因子を持つ人は発症リスクが急上昇し、その発症リスクは約36倍にもなるという調査結果もあります。 ロコモについて 加齢により、関節や骨、筋肉などの運動器は衰えていきます。骨や関節、末梢神経、靭帯 … [もっと読む...] about A14-メタボとロコモ