善玉・悪玉・日和見 腸内細菌には『善玉』『悪玉』『日和見』という分類があります。これは善玉だけにしないとダメということではなく、すべてが多様性をもって腸内に生息していることが大切で、腸内環境が良いとは多様性があるということなのです。一般的には『善玉2:悪玉1:日和見7』というバランスを目安にしています。 善玉菌▶消化吸収を助ける ●免疫力を高めて、感染を予防する。 ●食物繊維を消化、短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)を作る。 ●ビタミンB2、B6、B12、K、パントテン酸、ビオチン、ナイアシン(B3)、葉酸などを作る。 ●ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌など 悪玉菌▶腐敗させ、毒素(スカトールなど)や発がん性物質などを増やす。 ●病原性大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌など 日和見菌▶状況により悪玉にも善玉 … [もっと読む...] about A47-腸内細菌について
アーカイブ 10月 2024
A46-抗糖化対策
糖化は老化や病気につながる 抗糖化対策 ①急激に血糖値を上げない『G1の低い食品』を選ぶ ②AGEがなるべく発生しない調理法で食事を摂取 生肉で食べられるものは加熱せずに摂取 なるべく《蒸す・煮る》レパートリーを ③過度な飲酒の習慣を控える アルコールから代謝されるアセトアルデヒドが糖化を促進させます ④ジャンクフード、清涼飲料水を控える … [もっと読む...] about A46-抗糖化対策
A45-糖化について
老化を促進するキーワードとして、よく取り上げられるのは次の2つです。 ●活性酸素による酸化→《身体のサビ》 ●余分な糖質による劣化→《身体のコゲ》 ここでは、糖化について見ていきましょう。 糖化とAGE 食事などで摂取した余分な糖質が、体内でタンパク質や脂質などと結合し、細胞などを変性・劣化させることを糖化といいます。 例えば、ホットケーキなどを作ると、こんがりとした褐色の焼き目が見られますが、これは、砂糖が牛乳や卵などのタンパク質と結合して変性した結果なのです。これと同じことが体内でも起きることから、糖化は身体の《コゲ(焦げ)》と呼ばれるようになったのです。 ホットケーキなどのスイーツでは、この焦げもほんのりとした香ばしい香りを放つ程度で済むのですが、体内で起これば大きな問題につながっていきます。 赤血球のヘモグロビンが糖化→酸素を運搬するの … [もっと読む...] about A45-糖化について
A44-糖質について
糖質は5大栄養素の1つで炭水化物に含まれ、お米などの穀物に多く含まれる成分です。 炭水化物は、消化・吸収されてエネルギー源となる糖質と、体内で消化されない食物繊維に分けられます。糖質の多くは、体内で消化・吸収された後、ブドウ糖(グルコース)となり、血液を介して細胞内に運ばれてエネルギー源として利用されます。余分なブドウ糖(グルコース)は、肝臓や筋肉で貯蔵糖(グリコーゲン)、もしくは脂肪組織で中性脂肪として蓄えられます。 糖質の分類 ①単糖類 グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースなど 私たちのエネルギー源となります。グルコースやフルクトースは果物や蜂蜜、ガラクトースは母乳や乳製品に含まれます。 ②二糖類 ラクトース(乳糖)、スクロース(ショ糖)、マルトース(麦芽糖) ラクトース(乳糖):母乳や乳製品に含まれる成分。グルコースと … [もっと読む...] about A44-糖質について
A43-牛乳、乳製品について知ろう!
牛乳、乳製品のデメリット ①骨折や骨粗鬆症のリスクを高める ②カルシウム過多&マグネシウム過小(ミネラルバランスが悪い) ③カルシウムを体内で悪玉化させる(間違った場所に蓄積する) ④日本人は乳糖の消化が得意ではない(腸のトラブルを招く) ⑤動物性脂肪(飽和脂肪酸)が多い ⑥高濃度の各種ホルモンが生殖系の問題を招く ⑦カゼインというタンパク質が、がんやアレルギーのリスクを高める ⑧農薬や抗生物質が含まれている恐れがある ⑨過剰なリンが貧血やカルシウムの悪玉化を助長する ⑩超高温の殺菌処理で過酸化脂質が発生している(酸化ダメージを招く) 乳糖不耐症(ラクトース不耐症) 日本人の体質として、牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)の分解酵素(ラクターゼ)がほとんど作られないために、未消化の乳糖が腸に負担をかけます。これは「乳糖不耐症」といいまして、牛乳を飲む … [もっと読む...] about A43-牛乳、乳製品について知ろう!