ビタミンは大きく分けると《脂溶性》と《水溶性》に分かれます。 脂溶性ビタミンには、A・D・E・Kがありますが、脂溶性ビタミンは過剰摂取すると、肝臓に貯蔵されて過剰症につながることがあります。 水溶性ビタミンは、B群とCがありますが、尿として排泄されます。 ビタミンとは、『生命に必要な(Vital)アミン化合物(Amine)ということで『ビタミン(Vitamine)』と呼ばれるようになりました。 ※注 ・ビタミンB12、葉酸など体内に蓄積する水溶性ビタミンもあります。 ・ビタミンB 6は過剰摂取による感覚神経障害、末梢感覚神経障害、骨の疼痛、筋肉の衰弱、精巣萎縮、精子数の減少などを引き起こす可能性があります。 なお、ビタミンB … [もっと読む...] about A37-ビタミンについて
アーカイブ 10月 2024
A36-マグネシウムについて
マグネシウムは、体内で多くの重要な役割に関与していますが、以下のことが不足・欠乏する要因になります。 飲酒 甘いものの摂取 ストレス 欧米化した食生活 土壌(畑の農作物など)からの栄養成分の減少 玄米、粗塩など未精製のものを摂取することが減少 など マグネシウムはほぐすミネラル 筋肉をほぐす→肩こりや疲労回復 血管をほぐす→欠陥障害の予防 腸をほぐす→便通の改善 心をほぐす→ストレスの軽減 以上のようなことから、マグネシウムは特に、ミネラルファスティングにおける主要成分と位置付けています。マグネシウム不足は、以下のような疾患の罹患リスクを高めるとも言われています。 ①高血圧 ②2型糖尿病 ③動脈硬化 ④不整脈 ⑤精神・神経症状 ⑥骨粗鬆症 など … [もっと読む...] about A36-マグネシウムについて
A35-ミネラル一覧表
種類主な動き欠乏症多く含まれる食品CAカルシウム骨や歯を形成する精神を安定させる骨や歯がもろくなる神経過敏になる骨粗鬆症、くる病小松菜、大根葉、パセリ、ゴマ、大葉、ひじき、きくらげ、切り干し大根、大豆製品(豆腐、高野豆腐、きな粉)、小魚(煮干、しらす、干し海老)などPリン歯や骨を形成するエネルギーを蓄える細胞膜を構成する歯が弱くなる骨折しやすくなるしらす干し、チーズ、するめ、ハム、ソーセージ、練り製品、加工品などFe鉄血液中のヘモグロビンと結合して体内に酸素を運ぶ貧血になる疲れやすくなるひじき、海苔、わかめ、きくらげ、ほうれん草、小松菜、大豆、納豆、切り干し大根、プルーン、煮干、干し海老、赤身肉、まぐろ、しじみ汁などNaナトリウムカリウムとともに細胞の浸透圧を調整する筋肉や神経の興奮を弱める食欲がなくなる(暑さや激しい運動で汗を大量にかいた場合) … [もっと読む...] about A35-ミネラル一覧表
A34-ミネラルについて
ミネラルは、5大栄養素のひとつになります。人間の体の約96%は酸素、炭素、水素、窒素で占められていますが、残りの約4%がマグネシウムやカルシウムなどのミネラルになります。ミネラルが占める割合は約4%ととても少ないですが、私たちの体にとってとても重要な役割をしています。 ミネラルの4つの働き ①体の組織の成分になる カルシウムはの骨や歯の主要成分になります。 鉄は赤血球のヘモグロビンの材料になります。 ②酵素の働きに必要 体内に必要な化学変化を「代謝」といいます。そのような代謝にも大きく関わります。 マグネシウムは約700〜800種の代謝に、亜鉛は約300種の代謝に関与していると言われています。 ③体液の浸透圧の保持 細胞外に多く存在するナトリウムは、体内の水分量の調節に関与します。 ④ビタミンの働きを助ける マグネシウムなどは、ビタミンB群と一 … [もっと読む...] about A34-ミネラルについて
A33-脂質について
脂質は、重要なエネルギー源です。糖質やアミノ酸が1g当たり4Kcalなのに対して、脂質はその倍以上の1g当たり9Kcalのエネルギー量になります。 脂質は、体内の貯蔵エネルギー源としても適しており、体内に貯蔵する糖質グリコーゲンが約300gから400gなのに対して、例えば体重60Kg、体脂肪率20%の人の割合は約12Kgとなります。比較にならないほどの貯蔵量です。 また脂質は体内で多くの働きをになっていまして、主に以下のような役割があります。 細胞膜をはじめとした生体膜の材料 ステロイドホルモン(副腎脂質ホルモンなど)の材料 脂質の吸収に必要な胆汁酸の材料 体温維持や内臓を守るためのクッション材として など 脂肪酸について 脂肪酸は脂質を作っている成分です。私たちのエネルギー源となり、特にファスティング時のメインのエネルギー源となります。 … [もっと読む...] about A33-脂質について